• 2026.2.27

    Wall Art 今西 泰赳 展 -Pure Ceramics-- 2026/02/17~2026/03/16

    Wall Art  今西 泰赳 展 -Pure Ceramics--  2026/02/17~2026/03/16

    今西 泰赳 展 -Pure Ceramics-
    2026/02/17~2026/03/16
    10:00-20:00

    金沢市を拠点に活動する、陶芸家・今西泰赳氏の展覧会を、イタリアンレストラン&カフェ・La RINA (金沢・香林坊)のカフェスペース壁面にて開催いたします。
    本展では、器に止まらず、様々なパブリックスペースにも壁面作品が採用されている彼の平面作品をご覧いただけます。金沢・香林坊にお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

    分子生物学研究者として細胞やミトコンドリアを対象にがんや免疫などの生命現象のダイナミズムを研究した経験を基盤に、現在は陶芸を通して自己表現作品を探究している。研究室で細胞培養を繰り返す中で強く意識していたのは、生命が内包する秩序と不確定性、エネルギーの流れ、増殖と崩壊のリズムであった。陶芸において、それらを直接的な図像として再現するのではなく、土・釉・火といった物理的条件が相互に作用するプロセスそのものに制作を委ねている。本展では、壁面(壁掛け)という形式を用いることで、器や彫刻といった機能的・量塊的な陶芸の枠組みから一度距離を取り、陶という素材が持つ「表層」「断面」「痕跡」に焦点を当てる。焼成によって生じる歪みや収縮、釉の流動や滞留は、一部は制御可能である一方、完全には支配できない現象であり、それは生命科学における実験結果の揺らぎとも重なっている。
    この不完全さを欠陥としてではなく、物質が自律的に振る舞った結果として受け止めている。その態度は、工芸における技巧の誇示や装飾性とは異なる位置から、「陶とは何か」「表現としての陶芸はどこまで拡張可能か」という問いになる。
    自身の制作を「Pure Ceramics(純粋な陶芸)」と呼んでいる。それは研究者時代に叩き込まれた “Pure Science” の思考から派生した仮の呼称であり、用途やジャンルから自由になった陶の在り方を示すものである。
    本展は、実験と制作、科学と工芸のあいだを往復するその実践の現在地を、壁面作品という形式を通して提示する試みである。(今西泰赳)

    <プロフィール>
    今西 泰赳(いまにし ひろたけ) / Hirotake Imanishi
    1984年 奈良県生まれ。
    筑波大学大学院 生命環境科学研究科 修了。博士(理学)。
    分子生物学を専攻し、がん・免疫・ミトコンドリア研究に従事した後、陶芸の道へ転身。
    信楽窯業技術試験場、石川県立九谷焼技術研修所で陶芸を学ぶ。
    現在、金沢美術工芸大学 技術専門員・非常勤講師。
    生命科学研究の経験を背景に、細胞や生命現象に着想を得た造形を、陶という素材の物理的特性と焼成プロセスを通して表現している。
    独自の土や釉薬の調合、焼成条件の実験を重ねながら、用途やジャンルに回収されない「Pure Ceramics(純粋な陶芸)」を追求。
    器からオブジェ、壁面作品まで幅広く制作し、国内外で発表している。

    Instagram:https://www.instagram.com/hirotake_imanishi/




    <会場>
    LaRINA
    〒920-0961 石川県金沢市香林坊2丁目1-1
    クラソ・プレイス香林坊 G階(せせらぎ通り側)
    TEL:076-222-0141
    定休日:Instagram参照

    <展示に関する問合せ先>
    金沢市東山1-13-10 縁煌
    TEL 076-225-8241
    https://www.enishira.co.jp
    https://www.instagram.com/enishira_kanazawa/

  • 2026.1.14

    Wall Art 大野咲樹 展 -BOP- 2026/1/14 - 2/15

    Wall Art  大野咲樹 展 -BOP- 2026/1/14 - 2/15

    金沢市を拠点に活動する、版画や写真を用いて表現するアーティスト・大野咲樹(おおの・さき)氏の展覧会を、イタリアンレストラン&カフェ・La RINA (金沢・香林坊)のカフェスペース壁面にて開催いたします。

    本展では、線と面と色を用いて平面的だがそこに空間や温度感が感じられるようなイラストをシルクスクリーンで印刷した、人物の表情や余白を意識した作品や、フォトグラム(カメラを使用せずに、印画紙上に直接物を置いたりして感光させ、イメージを生成する技法)の作品をご覧いただけます。金沢・香林坊にお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

    大野咲樹 展 -BOP-
    2026/1/14 - 2/15
    10:00-20:00
    @oooooo_nooo/

    「bop」は音楽用語ではビバップ(Bebop)を由来とし、近年ではアップテンポでノリの良い曲やお気に入りの曲を指す言葉として使われています。一方、製造業において BOP(Bill of Process)は製造工程表を意味し、製品をつくるための工程を示す不可欠な指標です。
    シルクスクリーンとは、色ごとに版を作成し、順番に重ねて印刷する版画技法です。絵具をその場で混色する絵画とは異なり、多色表現には、どの順番で版を重ね、どのように色を生み出すかという綿密な工程計画が欠かせません。フォトグラムもまた、原稿(版)を重ねて像を構成する点で、シルクスクリーンと共通する側面を持っています。
    このように、製造業での BOP(工程表)の考え方は版画制作にも通じており、シルクスクリーンが POP アートを象徴する技法であることや、BOP/POP の語感が生む連想も重なり、工程と表現の関係を多層的に捉えることができます。
    私は版画専攻の出身であり、ふり返ってみると、写真作品やイラストの制作においても、版の重なりを前提とした構成の仕組みを無意識のうちに活用してきたことに気づきました。
    こうした背景を踏まえ、見えない工程と画面に現れる表現の関係を、音楽の「bop」がもつ軽やかさをひとつの手がかりとして探ります。(大野咲樹)

    ■ステートメント 
    普段からファッション雑誌を読むことが好きで、誌面に登場するモデルのポーズや背景からその場に漂う空気感まで含めたページ全体の構図に興味があります。
    また私は日頃から線をモチーフにしており、線は平面と立体の違いを示す最低限の情報だと考えています。一本の線はただの平面ですが、隙間を空けてもう一本描くと帯状の立体に見えて、さらにたくさん描くと風景や何か別のものにも見えてきます。
    私のドローイング作品は具体的な物がモチーフになっているわけでなく、原稿には上下がありません。だれかの他愛もない話に相槌を打ちながら、手持ち無沙汰でペンを動かすような気分を意識しながら描いています。
    いかに少ない手数で立体感や空気感を見せるかを意識しながら、日々ドローイングをしています。

    ■プロフィール
    大野咲樹 OONO saki 
    1997年生まれ 高知県出身                        
    2019年 京都精華大学芸術学部メディア造形学科版画コース 卒業
    2021年 京都市立芸術大学大学院美術研究科 絵画専攻 版画 卒業
    大学卒業後、2年ほど京都での作家活動をへて、2023年から金沢に移住し、現在、金沢美術工芸大学で技術専門員として勤務。

    ■主な展覧会
    2017年 グループ展「naki.」 ( kara-S / 京都)
    2018年 グループ展「fermata」 ( アートギャラリー北野/ 京都)
    2019年 二人展「ぞんざいな存在」 (多次元ギャラリー『キョロキョロ』/ 京都)
    2019年 グループ展「圧力の湊」 (アートゾーン神楽岡/ 京都)
    2020年 二人展「The garden of the ray 6 - Irradiation and emission- 大野咲樹・星野想子」(Oギャラリーeyes /大阪)
    2020年 個展「graph」(KUNST ARZT/京都)





    <会場>
    LaRINA
    〒920-0961 石川県金沢市香林坊2丁目1-1
    クラソ・プレイス香林坊 G階(せせらぎ通り側)
    TEL:076-222-0141
    定休日:Instagram参照

    <展示に関する問合せ先>
    金沢市東山1-13-10 縁煌
    TEL 076-225-8241
    https://www.enishira.co.jp
    https://www.instagram.com/enishira_kanazawa/